2008年3月17日月曜日

高速バスに乗る


3月16日の日曜日、高速バスで会津若松市へ行って来た。路線名はいわき・郡山・若松線。初めて知ったのだが、いわき側の発着地は「いわき駅前」ではなく、いわき市明治団地に隣接してある新常磐交通のバスプール、「上荒川」だ。

会津行の目的は福島県立博物館の企画展「おかえりなさい!ミス福島」を見ること(館内で手に入れたチラシには「80年以上も昔、市民たちの国際親善の試みが人形に託された」とあった)。
アメリカから贈られた「青い目の人形」(福島県内に残る17体のうち15体を展示した)と、その答礼としてアメリカへ贈られた日本人形1体(これが「ミス福島」と呼ばれた)の展示最終日で、カミサンと一緒に県博をじっくり体感した。
ついでに隣の鶴ヶ城を仰ぎ見、街へ戻って、七日町通りと野口英世青春通りを歩いた。

初めての会津若松散策である。
観光案内マップを手に、土産物屋さんに入ったり、喫茶店で紅茶を飲んだりした。セイロンティーはおいしかった。昼には「白虎ラーメン」というものを食べた。山菜を主に、16の隠し味を加えたという、その店自慢のラーメンだ。

日の出(いず)る海のいわきから日の没する海の新潟を結ぶ磐越道、その中間にある盆地・会津の食文化はどうか、などと詮索したわけではない。が、旅の記憶で最後まで残るのは飲んだり食ったりしたこと。悪くはなかった。バスから眺めた磐梯山も、青空をバックにニョキッとそびえたっていて、すごかった=写真。

と、ここまで書いてきて、主題はマイカーを運転しなかったことだった、と悟る。
高速道をとばす緊張感や、駐車場を探すイライラから解放されて、タクシーを使い、自分の足を使って、のんびりと見て回る。出発時間に支配されるとは言え、高速バスもまた「お抱え運転手付きのマイカー」になる。とりわけ、午後のけだるい時間の昼寝は、バスならではのものだ。

ついでながら、「いわき好間」ないし「いわき中央インター」バス停から乗らずに、始発地の「上荒川」から乗ったのは、パーク・アンド・ライドの込み方が違うからだった。

週末は「いわき好間」も「いわき中央インター」も駐車場がマイカーでほぼ満車状態になる。「上荒川」ならすいている、というアドバイスを受けた(それで「上荒川」が会津若松行きの発着地と知った。福島と郡山行きも同じ)。
で、そうしたら、「いわき好間」は満車の表示、「いわき中央インター」も満車に近い状態だった。
「上荒川」発着を知らなかったら、車を止められずにうろうろしているうちにバスが来る、そんな事態にもなりかねなかった。

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