2008年4月3日木曜日

還暦同級会


「載ってる」。カミサンが4月2日付の福島民報を開いて言った。
中面に「同級会」欄があって、田村市(旧常葉町)の常葉中昭和38年度卒生の記念写真(2月9日撮影)が掲載されている。幹事のS・H君が投稿した=写真。

「還暦祝いを兼ねて同級会を郡山市の磐梯熱海温泉栄楽館で開きました。県内外から合わせて66人の懐かしい顔がそろいました。/魔よけの赤いストラップをさげて記念写真に納まった後、祝宴。思い出話に花が咲きました。少々飲みすぎの同級生もいたようで、翌日部屋の鍵がわからなくなり大騒ぎをしたりと、大いに盛り上がりました。再会を祈念して散会しました」

1次会、2次会のあと、部屋へ戻って有志が3次会を敢行した。「少々飲みすぎの同級生」とは私のことで、「翌日部屋の鍵がわからなくなり大騒ぎ」をしたのも私だった。還暦間際になっても、やることは変わらない。

「宴のあとの頭痛と反省の朝」だったが、「胸に深く刻み込まれた宴の夜」でもあった。

夫と死別や離別を体験した同級生がいる。一様に「いろいろあったが、元気でやっている」と笑顔を浮かべた。

「花すすき誰もかなしみもち笑顔」

私はこんなとき、いつも1989年に亡くなったいわき市の俳人、故志摩みどりさんの句を思い出す。そして、舌頭で静かに句を転がしてみる。「誰もかなしみもち笑顔」。そんな再会が今回もあった。

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