2008年5月9日金曜日

土手のマツバウンラン


毎朝、ときには夕方も歩く夏井川の堤防は、すっかり濃い緑に覆われた。菜の花は依然、黄色い花を咲かせ、ノエンドウやスイバが密集して次から次へと花を付けている。

河川敷のサイクリングロードは、所によっては丈高く生えた草で視界が狭まりつつある。一方で、近所の人が草刈り機を持ち出し、土手を丁寧に散髪する。それで部分的にすっきりしたところもある。

そのすっきりした土手に見たこともない花が群生していた=写真。針金のような茎が20センチほどスッと伸び、青紫色の花をいっぱい付けている。ラン科の花か。

家に帰って『検索入門野草図鑑』(長田武正著・長田喜美子写真)で調べたら、北アメリカが原産の帰化植物、マツバウンランだった。ラン科ではなくてゴマノハグサ科だったが。

「1941年日本に侵入が気づかれ、現在近畿以西から九州にかけひろがりつつある」とあったが、それは昭和59年発行時点での話。西日本どころか東日本にもマツバウンランが生息範囲を広げてきた。何年か前、いわきでもマツバウンランが生えていると新聞記事になった記憶がある。

花そのものは3ミリほどとごくごく小さい。それがかわいいのか、マツバウンランを愛する同好会のようなものもあるらしい。そのへんはなんとも複雑な気持ちではあるが、花にはやはり引き付けられる。

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