2008年5月24日土曜日

平六小の調べ学習


夏のような暑さになった昨日(5月23日)、平六小で野外学習が行われた。1、2年生は文字通りの遠足だったが、3年生以上は縦割りで班を編成し、学区の「神谷(かべや)の町を歩こう」をテーマに地域を探検した。

「調べ学習」というもので、3年生は「自然」、4年生は「福祉」、5年生は「環境」、6年生は「神谷のよさ」が課題だ。

午前10時前、堤防の上を車で通ったら、夏井川にいっぱい子供がいた。隣組の回覧で「平第六小学校だより」を読んでいたので、遠足=調べ学習とすぐ分かった。「山学校」ならぬ「川学校」である。サケのやな場がある(今の時期は撤去)調練場の広い砂地は、まるで運動場だ。この日だけは川遊び解禁、子供たちの歓声が水辺に響き渡っていた。

堤防の上に座り込んでいるグループもいた=写真。ちょうど対岸の河川敷にキジのオスが3羽いて、毎日、「ケーン、ケーン」と鳴き交わしていることを教える。フィールドノートに書き加えられたかどうかは分からない。が、子供たちは興味津々といった顔つきで耳を傾けていた。

同小ではいわき市小学校教育研究会の委嘱を受けて、「生活科」「総合的な学習の時間」の研究を進めている。その研究の一環として、「神谷の町を歩こう」が実施された。縦割り班編成による3~6年生の異学年交流も、子供たちには楽しみだったらしい。

毎朝、神谷の町と夏井川の堤防を散歩するだけでもさまざまな発見がある。昨日までなかった花が咲いた。夏鳥のオオヨシキリがやって来て鳴き出した。畑の芽ネギが日増しに大きくなる――。子供たちの「神谷発見」を支えるのは、ほんとうは大人たちの「総合的な生涯学習の時間」だ。

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