2008年5月2日金曜日

ブロガー「kapu」さん



いわき市郷ケ丘で用事を済ませたついでに、カミサンと近くの輸入雑貨の店「オルドナンス」=写真=をのぞいた。年に数回、運転手兼お邪魔虫になって店を訪ねる。

ひとわたり店内を眺めたあと、お茶が出て、なにかの拍子にブログの話になった。「私もやっている」という。「『kapu』の雑多日記――雑貨屋『kapu』のひとりごと…」が、彼女のブログだ。カウンターにあるパソコンで、すぐ開いて見せてくれた。

店の近所の公園の写真が載っている。4月29日の朝、開店前に散歩して「発見」した緑の空間だ。「こんな店もあります」と別の写真になったとき、カミサンが叫んだ。「ブラリ(歩ら里)だ」。ン! 朝市で魚を売っている人の喫茶店が郷ケ丘にあると聞いていたが、それが「オルドナンス」の近くにあったのだ。

毎週土曜日、知り合いが主宰している平沼ノ内の朝市へ買い物に行く。いつからか魚を売る人が参加するようになり、にぎわいがいちだんと増した。

あるとき、スーパーカブに乗ってやって来たばあちゃんが魚を指さして値段を聞いた。「○×円です」「高いな、×○円にしろ」「はい、分かりました」。ばあちゃんの迫力に圧倒されて即座に値引きをしてしまう、そのやりとりが好ましかった。

その人が「歩ら里」の経営者のSさんだ。いつかは魚料理を食べに行こうと思いながら、場所が分からずにいたのが、「kapu」さんのおかげではっきりした。

道順を聞いて早速訪ねる。それらしい家、といっても普通の住宅のような店構えだが、その前にSさんがいて、なにやらやっていた。カミサンが声をかけると恐縮して言った、「今日(4月30日=水曜日)は休みなんです」。また来る楽しみができたではないか。

この偶然の連鎖をなんと言おう。ブログの話から、いつかは行きたいと思っていた店が見つかり、その店の経営者までいて、店が定休日とは。

ネットから得る情報と生身の世界から得る情報とがうまく融合すれば、暮らしはより楽しく、面白くなる。そんなことを感じた一日だった。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

タカじいさんとは知らず
毎週土曜日にお会いして居る方がブログで紹介されていたのにびっくり・・・・・・・
是からも、ハーブ園で又歩ら里でお会いしましょう。
9月からは、底曳き船が操業再開しますので、いわきの新鮮な近海魚をお持ちできますよ、期待してお出かけください。
話変わって、三和の山間に、葉山葵とクレソン、セリの自生しているところがありますよ。其れでは、ブログで、ハーブ園でお会いしましょう。