2008年6月20日金曜日

ミミズの大量死


夏井川の河川敷にあるサイクリングロードでミミズが大量に死んでいた。

毎日散歩するコースだ。堤防のてっぺんの道路を歩き、別の日には河川敷に下りてサイクリングロードを歩く。とにかく、メタボ対策以外は夏井川を見ながら歩く――のが、散歩の主な理由。

と、前日はなかったものが翌日はある。なにかの花、マツバウンランとかニセアカシヤとか、が咲き出す。南から渡ってきたオオヨシキリがさえずり出す。そして、昨日(6月19日)の夕方は累々たるミミズの死がい=写真=だ。

この半年で3回目。去年の秋に一度、ミミズの大量死を見た。足の踏み場はあるが、まっすぐは歩けない。今年も春に、針金をブチブチッと切ったような小さなミミズ(の子だろう)がサイクリングロードに死んで散乱していた。なぜミミズは一斉に「集団自殺」に走るのだろう。

そのつど気になっていたので、あるとき、いわき総合図書館の児童図書コーナーへ行って本を探したら、「こうだろう」という科学的(かどうかは分からないが)推測に出合った。原因はよく分かっていない、のが結論。それ以前の、なぜ地表で死んでいるのか、が次の推測。

①雨が降って土の中が水浸しになったから――。ミミズは水の入ったビーカーに入れておいても数日間は元気に生きているという(今回は快晴続き)②酸素が不足して地表に出て来る――。水の中で数日間は生きていることを考えれば、酸欠で地表に出てくるとはとても考えられないという③日光に含まれている紫外線によって死ぬ――。日光に当たって死ぬなら、季節はあまり関係ないのに、大量死は梅雨~夏までの短い期間に限られているようだという(東北南部も昨日、やっとその梅雨に入った)。

それでも納得はできない。ほかの本を読んでいるうちに、こんな推測が頭にしみついた。ミミズは夜になると地表へ出て来る。地上の枯れ草を食べて夜遊びをするのだ。夜遊びがすぎて朝日が昇る時間になる。と、パニックになって自分のすまいへ戻る地下道がどこか分からなくなる。それで日干しになってしまう。

そんならしょっちゅう大量死が起きるはずではないか、といわれそうだが、確かにそれはめったに起きない。要は1年間を通して調べたものがないから分からない、ということらしい。

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