2008年7月15日火曜日

夏野菜の収穫


キヌサヤエンドウの収穫が一段落ついた。夏井川渓谷にある「週末菜園」だから、取り残しがあると実(み)が過熟になっている。表から裏から、上から下から、丹念にエンドウのつるをチェックして、若く未熟なさやを摘み取る。1週間単位でみると、咲く花の数は相当なもの。合計すればかなりの量を収穫したことになる。

峠を越したサヤエンドウに代わって、キュウリ=写真=とつるなしインゲンが取れ始めた。キュウリを取り残すとヘチマのように肥大する。サヤエンドウは1週間に一度でもなんとかなったが、キュウリはそうはいかない。生長が早いので、3日に一度は菜園をのぞくようにしなくてはなるまい。

今年はこれがきつい。なにせレギュラーガソリンが1リットル当たり180円前後とくれば、キュウリ2、3本を摘み取るのに平のまちから車で往復40キロ、リッター20キロとして360円はかかってしまう。遠出もできない、菜園にも行けない――では、庶民の不満・怒りは鬱積するばかり。こんな事態を招いた政治に批判の矢が向かうのは必定だ。

菜園自体がかかえる問題もある。三春ネギは順調に生長しているようにみえたが、ネキリムシがあちこちにひそんでいた。苗床でもかなりのネギ苗がちょんぎられた。今度は太く長くなった若ネギだ。毎週、数本がかじられて倒れている。毎回指で土をほぐし、指輪のように丸くなって出てきたネキリムシをブチっとやる。この繰り返しだ。アーティーチョークの葉も、それで姿を消した。

7月もはや中旬。よその菜園、たとえば平地の夏井川のそばにある畑では、早くも秋野菜の準備に入った。石灰を散布して中和し、元肥えを施して、月遅れ盆あたりには白菜や大根の種をまく。そういう段取りで作業を進めているのだろう。

広いスペースが取れるところはそれもできるが、わが菜園は文字通りの「ベジパッチ」だ。空いたスペースが少ししかない。去年は白菜を栽培したから、今年はアブラナ科の野菜を休まなくてはならない。代わりになにを作ったものかと思案が続く。

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