2008年8月15日金曜日

母性とは笑顔


つくづく「母性とは笑顔」だと思う。散歩の効用の一つは、その笑顔に出会えることだ。

朝、近所を散歩する。同じく散歩をしている人がいる。あいさつを交わす、たいていは。が、それを省略する人がいる。しても不愉快な人がいる。「おはようございます」。無視。そういう人には次からあいさつするのを遠慮する。「おはよう」は、年齢が同じか若いくらいの男性。まるで児童を相手にした学校の先生のようだ。

あいさつ無視には「透明人間だからあいさつができないんだ」と思うことにする。尊大な「おはよう」は三歩進んで忘れる。いやな思いをひきずってはいられない。ばかばかしいではないか。

そこへ、70歳は超えていると思われる女性が歩いて来る。にっこりして「おはようございます」。しわくちゃの顔が笑みをたたえた瞬間の、なんというかわいさ。つい振り向いて見送るようなことがある=写真。女性が本来持っている、人間を慈しむ心(母性)、それが自然と笑顔になってあらわれるのだろう。「顔にしわがある女性ほど笑顔がチャーミングである」という法則が成り立つのではないか。

なんのことはない。この笑顔が、あいさつ無視も尊大なあいさつもどこかへ吹きとばしてくれるのだ。してみると、子育てを終えた女性は万人の母親、と言えないか。

唐突ながら、車を運転する女性で「自分がルール」になってしまうケースが多々ある。例えば、いわき駅前再開発ビル「ラトブ」の駐車場出口は右折禁止だが、左に向かう車がつながっていると平気で右折する車がある。その8、9割は女性だ。これも母性のなせる業?

ま、しかし母性は笑顔――それが女性の生物的な特質なのだと、あらためて思う。

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