2008年9月30日火曜日

激辛トウガラシとにらめっこ


5月にいわき市四倉町の種苗店から、キュウリやナスの苗と一緒に激辛トウガラシの苗3株を買った。1株はシンクイムシにやられたが、2株は順調に育って次々と実をつけるようになった。週末、夏井川渓谷の無量庵へ行くたびに真っ赤な実を収穫する=写真

タカノツメよりは大きくて太い。夏、激辛トウガラシを刻んで「辛子味噌」をつくった。大葉やニンニクも刻んで加えた。砂糖に味醂を加え、甘みがほのかにまさる程度に調整したつもりが、辛さが半端ではない。「甘辛」を通り越して「辛甘」だ。砂糖を加え、加えしてなんとか食べられるものにした。

そもそもは冬の白菜漬け用(殺菌と風味付け)に毎年トウガラシを栽培しているのだが、「激辛」に引かれて軽い気持ちで苗を購入したのがよくなかった。悪乗りというほどではないが、思慮不足ではあったらしい。

甕のキュウリの古漬けにも、白菜漬けと同じ理由で激辛トウガラシを加えた。キュウリからしみ出た水分に辛み成分が溶け出しているため、重しと落としブタを取って新しいキュウリを追加しようとすると、手がヒリヒリする。

カミサンが普通のトウガラシの感覚で激辛トウガラシを刻んでマーボー豆腐を作った。口にしたとたん、舌がヒリヒリいって悲鳴を上げた。以来、マーボー豆腐を作る際にはほんの先端をちょこっと加えるだけにしている。それでもかなり刺激的ではある。

わが家から激辛トウガラシをもらっていった若い知人も、頭を突き抜けるような辛さに「炎上」したという。陰干ししたトウガラシの本数は増えるばかりだが、なんとも利用しようがない。白菜漬けを始めるまではそうしてしばらく、激辛トウガラシとのにらめっこが続く。

で、きのう(9月29日)の夜、飲み会の前にちらりと激辛トウガラシの話をしたら、「もらってもいい」という人間が2人いた。タカノツメならぬ「リュウノツメ」に興味津々といった顔をしている。ありがたいことだ。近日中に進呈しようと思っている。

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