2008年10月23日木曜日

夏井川渓谷紅葉ウオーキングフェスタ


小欄で何度か紹介しているが、夏井川渓谷の埴生の宿・無量庵の隣の家が解体されて更地になった。谷に続く杉林も伐採された。この、轄然と開けた新風景(実際には家が建つ数十年前の風景の復活)=写真=を生かしたイベントが、11月16日に開かれる。

「夏井川渓谷紅葉ウオーキングフェスタ」。小川町商工会(紅葉ウオーキングフェスタ実行委員会)が主催する。協力団体に東北電力や所有者、江田地区のほか、地元の牛小川地区が名を連ねている。

秋の「いわきのまちをきれいにする市民総ぐるみ運動」最終日、牛小川で早朝、県道のごみ拾いが行われた。作業終了後、フェスタの話が出て、何人かがウオーキングの案内人を務めることになった。森の道を知っているのは、やはり地元の人間。半住民の私も案内人の一人に加えられた。

イベント内容をかいつまんで言うと、更地を会場に、朝9時半開会式を行い、東北電力の和太鼓グループ(鼓響会)の演奏を聴いたあと、対岸へ渡り、「阿武隈高地森林生物遺伝資源保存林」の遊歩道約2.5キロを往復する。スタート地点にある水力発電所も、ウオーキング参加者に限って公開される。折り返し地点では上流から岸辺に流れついたごみ拾いを実施する。会場へ戻ったあとはアトラクションを楽しみ、2時に閉会する。

会場では地元の新鮮な農産物ときのこ汁を販売する。ほかに手作りのうまいものコーナーも企画されている。こちらはウオーキング参加者でなくてもOKだろう。

夏井川渓谷のイベントとしては川前町の紅葉ライトアップがある。が、小川分では紅葉時期、江田駅前に直売所ができるくらいだった。昔、牛小川でも青年団がおでんを売ったことがあると、前に聞いたことがある。それ以来のイベントになるのだろうか。

いずれにしても「新風景」と「エコハイキング」を結びつけたイベントが待ち遠しい。「来たときよりもきれいにして帰る」。山野へ分け入って楽しむときの原則を身につけるチャンスでもある。そのことをウオーキング参加者に伝えようかとも思っている。

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