2008年12月17日水曜日

まつ毛が痛い


3週間くらい前から右目に「異物感」があって、なんとなくうっとうしい気分に支配されていた。パソコンと向き合っていると、目の付け根に痛みがこもる。寝て起きたときには、痛みが引いてすっきりしている。しかし、また仕事を始めると目元に痛みが押し寄せる。首を右肩の方に90度かしげると痛みがやわらぐのが不思議でならなかった。

今週(12月15日~)に入ってすぐ、仕事で人に会った。すると、痛みが鋭くなって涙さえ出始めた。夜には痛みと涙が止まらなくなった。洟水まで出る。カミサンに頼んでガーゼを目に当て、セロハンテープでとめてもらった。それでも痛みはやわらがない。

いよいよ目医者に診てもらうしかないか。きのう(12月16日)、朝一番でカミサンの勧める眼科へ行った。カミサンもちょっと前、目に何か異常を感じたかして診てもらったら、軽いドライアイだった。パソコンとは無縁である。単純な加齢現象だろう。

私は日に5時間以上はパソコンの液晶画面とにらめっこをしている。ドライアイになるなら私の方だが、目が乾いた感覚はない。それなのに痛みがあるのはどうしてか。市販の目薬を点(さ)し点しキーを打ち続けたが、痛みはとれなかった。

自覚症状を記入し、問診、視力・眼圧の検査を済ませたあと、先生が検眼装置をあてながら右目のまぶたを裏返した。「とれたまつ毛が詰まってます」。涙の出口から涙と一緒に出てしまえばよかったのだが、ひっかかったままになっていたのだ。まつ毛を取ってもらうと、スーっと痛みが引いた。

軽い炎症を起こして目やにも出ている、というので、抗菌薬の点眼剤をもらった=写真。左はカミサンの点眼液。「一日4回、3日ほど点眼して症状が治まったら、様子を見てください」。来なくてもいい、ということだ。

素人は勝手に病気を想像して悩んだり、苦しんだりする。ネットでいろいろ調べたところで本当の判断はできない。さっさと専門家に診てもらうのが一番。とは言うものの、やはり医者へは行きたくない。多少憂鬱な気分で出かけたら、まつ毛が痛かった――で拍子が抜けた。「症状が進めば結膜炎でしたよ」と、薬局の女性には言われたが。

今日はこれから、血圧と尿酸の薬をもらいにかかりつけの内科へ行く。狭い待合室には人生の先輩がずらりと座っているときがある。きのうの診療所もそうだった。内科もあって、そちらの先生はインフルエンザにかかって休んだ。患者にうつすわけにはいかないからだ。それでも待合室には戦前から生き抜いてきた人たちの長い人生がいっぱい詰まっていた。

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