2008年12月23日火曜日

草木灰をつくる


1年に一度、夏井川渓谷(いわき市)の無量庵で草木灰をつくる。1年の間には庭木の剪定枝がたまる。初冬には梅の木を剪定する。部屋を修繕すれば木片が出る。それらをドラム缶で一緒に焼却するのだ=写真

廃掃法では、「野焼き」は禁止されている。が、例外規定がある。農林漁業を営むためにやむを得ないものとして行われる焼却、日常生活を営むうえで通常行われる軽微な焼却として、キャンプファイアーや庭先での落ち葉たき、枝草の焼却などは許されている。「法律違反だ」などと誤解されるのもいやだから、一応は調べてから始めた。

木には癖がある。なかでも枝に短い小枝をいっぱい付けた梅は厄介者だ。ドラム缶に入りやすいよう、ナタで枝を切り払うのだが、軍手がたびたび小枝に引っかかる。ウツギはその点、楽だ。木の股を切り割ればストンとドラム缶に入る。キリの枝も燃えにくいが、ドラム缶には入れやすい。

昔話にある「花咲かじいさん」は、この草木灰をまいて枯れ木に花を咲かせた。灰はなかなかの優れものだ。土壌を中和し、殺菌する。土を温める。キャベツに振りまけば青虫が逃げる。キュウリの塩漬けに塩と同量の灰を加えると、キュウリの緑色が長持ちする、ともいう。

冬場は市販の石灰のほかに、防寒効果を兼ねて草木灰を用いる。ミニ菜園だから、1年に一度の枝草焼却で十分な灰が確保できる。刈り草も堆肥枠に収まりきれないほど残っている。これもいずれ灰にしようと思う。

廃掃法を持ち出すまでもないが、刈り草や剪定枝は「不要物(廃棄物)」ではない。燃焼することによって資源(灰)に変わる。循環型社会ともなればなおさら、見直されなくてはならない農の営みの1つだろう。

漬物にはまだ灰を使ったことがない。やるとすれば来年、キュウリを作ったときだが、周りの人にそれとなく聞いてから、灰を使うかどうか決める。

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