2009年1月8日木曜日

七草粥もどき


きのう(1月7日)は「七草」。昼に「七草粥もどき」を食べた。風邪をぶり返したらしく、少々だるい。わが家でこたつに入って過ごした。「もどき」とはいえ、食欲がなえた身には粥はありがたい。

今年の「七草粥」は青物が3つ。摘んでおいたフキノトウとミズゼリと、買いおきの大根の葉と。まさにあり合わせの「七草粥もどき」である。

元日、夏井川渓谷の無量庵へ出かけ、庭のフキノトウを摘んだ。どういうわけか1カ所だけフキの群生しているところがある。毎年、師走になるとフキノトウ=写真=が頭を出す。それを年末・年始のいずれかに摘んでみじんにし、元日の雑煮に散らしたり、「七草粥」や味噌汁に加えたりする。

ミズゼリも無量庵の近くの小流れに生えている。カミサンがお椀1杯分ほどを摘んだ。

カミサンは去年あたりから小流れの管理を買って出るようになった。雑草を引き抜いたりごみを取ったりしているが、雑草の繁殖力の方が勝っている。

小流れは1年中涸れることがない。前にクレソンを放したら繁茂した。が、水かさがないから丈高くは育たない。水上の葉は寒風にさらされ、赤茶けている。

さて、「七草粥」は邪気を払い、万病を除くという。風邪もまた邪気・病気の1つ。粥をすすったから治るだろうと思ったら、今度は午後遅くにカミサンがおかしくなった。風邪薬を飲んだら眠くなった、という。

日が暮れると、起き出して「近くのスーパーへ買い物に行こう」となった。台所仕事は免除願いたい、ということである。異論はない。帰って、カミサンの風邪が早く治るようにと念じながら、砂肝の空揚げなどを肴に晩酌を始めた。風邪を引いてもアルコール消毒は欠かせない、というのがさもしいところだが。

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