2009年1月27日火曜日

梅の花が咲いた


いわき市平東部の旧神谷村(現いわき市平塩・中神谷など)は、かつては平の町の郊外(農村)、今はそのベッドタウンだ。夏井川の堤防沿いに広がる畑もだいぶ宅地に代わり、一部を除いて堤防まで家が密集するようになった。

そんな家の1軒に植えられてある梅が開花した=写真。日だまりになっている庭のはずれ、堤防との接点にちょこんと立つ若い梅の木だ。きのう(1月26日)早朝、散歩の途中で梅の白い花が目に止まった。満開の一歩手前といったところか。

そういえば数日前、平・八幡小路と旧城跡を結ぶ高麗橋(通称・幽霊橋)の下の国道399号を通ったら、崖に植えられてある梅の木が2、3分咲き程度に花をまとっていた。ここは、午前中は日だまりになる。夏井川流域の国道399号沿いでは最も早く開花する梅の木として知られる。

にしても、まだ1月下旬だ。随分早い。小名浜測候所が行っていた生物季節観測によれば、いわき(小名浜)の梅の開花の平年値は2月18日。去年は2月15日、おととしは2月8日に開花が確認された。半月以上、いや1カ月近く早い開花だ。

ちなみに、「開花」の定義は「花が数輪以上に開いた最初の日」、「満開」は「約80%以上の花が咲きそろった最初の日」だそうだ。

この陽気に夏井川渓谷の「木守の滝」のしぶき氷も解けてしぼんだ。オンザロックにする天然氷も、寒い日が続かないと調達が難しい。                       
 
梅の花が咲いたからといって喜んでばかりはいられない。天然氷が手に入らないからではなく、最近は自然現象について「こんなに遅くまで」とか、「こんなに早くから」とかと首をかしげさせられることが多くなったからだ。

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