2009年1月28日水曜日

倒木の上をリスが


午前中はカチンカチンの凍土。ぶらぶらあたりを散歩するしかない。冬の週末、夏井川渓谷(いわき市小川町上小川字牛小川)の無量庵へ行ったら、いつもそうである。

そこで、対岸(右岸)の遊歩道(東北電力の水力発電所のための導水路巡視路)を歩く。いつもUターンする遊歩道の奥にたどりつくと、やっと尾根から朝日が顔を出した。朝の9時すぎだ。同じころ、無量庵の菜園にも日が差す。が、その時間帯であっても畑に立つには早い。土の中は凍ったまままだ。

いったん無量庵へ戻ったあと、思い立って「ミニ背戸峨廊(セドガロ)」の「山辺沢(やまべざわ))をさかのぼることにした。無量庵の下流にある「籠場の滝」の先、夏井川渓谷の左岸、磐越東線を越えて沢が続く。夏井川の支流だ。前に探索して、ごみに汚されていない水環境に清冽なものを感じた

午前10時をとうにすぎた時間である。線路を越えたら、昔の「木馬道(きんまみち)」に何年か前の倒木が何本もそのまま残っていた=写真。おおかたは赤松だ。針葉樹は殺菌力が強い。それで倒木を分解する菌類の力が作用するまで時間がかかるのだろうか、などと考えながら、対岸へ渡るのに鉄骨で足場が組まれているところまで行った。

この「鉄骨橋」を渡りながら写真を撮り、「今日はここまで」と引き返す。横に尾根を2つ越えれば「背戸峨廊」だが、整備されたそちらは入渓すれば一周4時間がかりのコース。こちらは「木馬道」が放棄された結果、草木が繁茂して道が消え、すぐ行き止まりになる。

ほんとうはミソサザイのさえずりを聴きたくて入ったのだが、それは後日にしよう。というわけで沢の道を戻ると、倒木の上を小動物が渡って消えた。リスだ。久しぶりに夏井川渓谷で四つ足の小動物を目撃した。山辺沢に踏み込んだかいがあった、というものだ。

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