2009年2月5日木曜日

アセビ咲く


どうやら夏井川渓谷(いわき市小川町上小川字牛小川)の自然も春の目覚めの準備に入ったらしい。無量庵の庭にあるアセビの若木が数輪、花を咲かせていた=写真

アセビはツツジ科の常緑低木。早春(3~4月)、枝先に釣り鐘状の白い花をつける。昔はその花によく似た電球の傘があったように記憶するが、確かではない。ま、それはさておきアセビの花である。2月2日に咲いているのを確認した。少し早過ぎはしないか。

それに刺激を受けて、夏井川渓谷は「籠場の滝」の先まで県道小野・四倉線を歩いた。無量庵の畑や土手のオオイヌノフグリがブルーの小花をつけているのは先刻承知。目当ては木の花だ。マンサクは咲いていないか、アブラチャンはどうか、ヤシャブシは――。今年初めての「木の花探し」である。

「籠場の滝」付近の路上高く、ハンノキが枝を広げている。枝には赤黒い雄花序がいっぱい垂れ下がっている。こちらは冬に開花するから、花が咲いていても驚かない。それ以外の草木はやはりまだまだ冬の眠りに就いていた。庭のアセビはせっかち過ぎた。

でも、日だまりに入るとムンと暖かい空気に包まれた。上昇気流の卵。夏井川渓谷でこの冬初めて体感した暖気だ。「寒さの冬」と「光の春」の綱引きがあちこちで行われている。場所によっては「光の春」が優勢になってきた、ということだろう。

年明けすぐから1個、また1個と、なめるようにして探した無量庵の庭のフキノトウも、だいぶ頭を出してきた。見ればすぐそれと分かる。不思議なのはヒヨドリ。畑の白菜を総攻撃するものと覚悟していたら、まだ葉っぱをつついた形跡がない。周囲にえさが残っているのだろう。

未収穫の白菜は鉢巻きをしなかったので、すっかり「葉ボタン」状になった。芯部の黄色い葉も光合成で緑色に変わった。ただの青物である。それもまた一歩か二歩、春に近づいたあかしだろう。

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