2009年4月17日金曜日

猫も花粉症に?


わが家には猫が3匹いる。生まれてすぐ捨てられていた赤ちゃん猫を子どもが拾って来た。東京生まれが1匹、いわき生まれが2匹。東京生まれは居ついて10年以上になる。人間の年でいうと60~70歳といったところだが、まだまだ元気。近所を徘徊していて、腹が減ったときだけ帰って来る。残る2匹は「室内猫」。

夫婦で対応が異なる。カミサンは「猫かわいがり」。私は「1匹ならOK,それ以上は駄目」というクチ。それで、いつもカミサンとぶつかる。ただし、一言いうと倍は返ってくるので、最後は「勝手にしろ」となる。東京生まれの猫はいわき生まれの猫と違って、私を見るとすくむ。けとばしもしないのに。猫にとってもそういう相手がいることはいいことだ。

私にとっての猫は50年以上前、実家で飼っていた「ミケ」に尽きる。町が大火事(今日の夜だった)になった。人間は逃げた。犬や猫も逃げた。逃げきれなかった犬・猫・家畜は黒焦げになってひっくり返っていた。

ところが、近所の犬1匹とわが家の「ミケ」だけは奇跡的に助かった。しかも「ミケ」は火事から1週間後、私ら家族が避難している親戚の家にヨロヨロになって現れた。抱きしめた。以来、「ミケ」以外の猫は猫でなくなった。

で、現に一つ屋根の下にすむ猫だが、ある日、1匹(徘徊猫)が右目をつぶって涙を流していた=写真。左目にも涙がある。「なんだこいつ、花粉症か」。去年も、一昨年も春になると同じ症状を呈していた。猫風邪とは様子が違う。猫も花粉症にかかるようなことがあるのだろうか。

1匹はいい、2匹以上は駄目――という男でも、花粉症?の猫はかわいそうだ。そのくらいの同情心は持っている。が、早く治るといいがと思いつつ、片目の「くしゃ猫」は絵になるな、片山健の絵本「タンゲくん」と同じだなと、どこかで面白がっているところもある。

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