2009年4月24日金曜日

記念日


4月は新年度スタートの月。なにかと慌ただしい。それに加えて、個人的にもいろんな“記念日”がある。「今日は○×の命日」「今日は□△の誕生日」などと、カレンダーを眺めてはわが家の来し方行く末を思ったりする。

中旬には義父の命日が巡ってくる。次男の誕生日と一緒だ。翌日は旧田村郡常葉町が大火事に見舞われた日。下旬に入ると孫の誕生日がくる。そして今年、新しい命日が加わった。初代のいわき地域学會代表幹事里見庫男さん、4月6日没。

ほかにもう一つ、個人的な“記念日”が増えた。カミサンの知り合いにOさんという人がいた。10年ほど前に亡くなった。で、春と秋の彼岸の中日には先祖の墓のほかに、足を延ばしてOさんの墓参をする。彼女の命日が4月22日であることを、創作つるし細工の「十五屋お照」さんのブログで知った。

「お照」さんとは先週の土曜日(4月18日)、あるスナックで初めて話をした。カミサンとはこれまた旧知の間柄で、コンテナハウスで「十五屋」を開いていたときに、カミサンの「アッシー君」をつとめて店内をのぞいたことがある。

ブログによれば、Oさんは「お照」さんの理解者だった。命日の日に墓参りをした。そのブログのなかで、Oさんが生前、私の話をしていた、ということを紹介している。

Oさんは、あんかちゃんか(めちゃくちゃ)な「お照」さんの話に引かれたのだろう。私を引き合いに出して、文章にまとめてもらったら、というようなことを言った。もちろん、私は知る由もない。

「お照」さんは偶然出会った私の顔を見ながら、「Oさんがこの人だよって教えてるような気がした」と書く。Oさんが引き合わせたのだろうか、と聞かれたら、そうかもしれない、と答えるしかない。

孫の誕生日とOさんの命日が一緒では、いよいよOさんが忘れ難い存在になった。もともとカミサンには忘れ難い人だからなおさらだ。たまたま命日の4月22日に撮影したウラシマソウの花の写真がある。それをOさんにたむけよう。

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