2009年5月8日金曜日

「芽ネギ」をどう食べる


大型連休後半、夏井川渓谷(いわき市小川町)にあるわが無量庵の菜園に「三春ネギ」の苗を定植した。三春ネギは地元で栽培されている地ネギ。数年前、その苗をもらい、やがてネギ坊主から種を採り、苗を育てて「曲がりネギ」に仕上げるようにした。

時に失敗することがあり、去年はTさんからネギ坊主をもらった。それを知っているのか、今年はKさんがネギ苗を持って来てくれた。自分で栽培したネギ苗もあるが、育ちが一定ではない。

5月5日の「こどもの日」に溝を切り、もらったネギ苗と自分で育てたネギ苗の半分を植えた。育ちの悪いネギ苗は植えても大きくならない。捨てるか食べるか、するしかない。「芽ネギ」として食べることにした。

土を洗い落とし、きれいにそろえて=写真=ひげ根を包丁で切ったが、キリがない。2回目からは洗いながら指でひげ根をちぎり取った。

まずはサラダ。次に豆腐汁、卵焼き、納豆と試す。ドレッシングしただけのサラダはどうということもない。鉛筆の芯のように細くて短い。香りも、味も薄い。リンゴでいえば青リンゴ、未熟だから単品では食材としての力が弱いのだろう。芽ネギ入り納豆は、ネギ臭を避ける歯医者さんにはいいかもしれない。

「芽ネギすし」というのがある。卵の代わりに芽ネギがのっかり、海苔で巻いたものだ。値段が張るそうだが、そういう何かの食材との組み合わせが必要なようだ。今朝(5月8日)はこれから、最も相性がいい「ネギとジャガイモの味噌汁」が出てくる。さてさて、どんな味がするやら(三春ネギの片鱗は味わえた)。

0 件のコメント: