2009年6月22日月曜日

“晴耕雨筆”


きのう(6月21日)は朝から雨。起きるとすぐ、夏井川渓谷(いわき市小川町)の無量庵へ出かけた。畑仕事はできない。が、雨の日には雨の日の過ごし方がある。晴耕雨読ならぬ“晴耕雨筆”だ。カミサンもパッチワークだかなんだか分からないが、四角い生地を並べてあれこれ組み合わせを考えている。こっちは、それには興味がない。

5月から神谷公民館の「基本のえんぴつ画」教室に通っている。月2回の開催で、これまでに線の引き方、線の組み合わせ方、影と光の出し方などを習った。野菜や果物、犬のスケッチ画を模写したり、実際に野菜を持ち寄ってスケッチをしたりもした。よく見て描かなくては――分かってはいるのだが、どうしてもうまくいかない。

教室の日以外はスケッチを忘れている。これではいけない。意識してスケッチブックを開くようにしないと。雨が降っているのをさいわいに、無量庵の庭に咲いているホタルブクロを摘んで一輪挿しに入れ=写真、花をスケッチした。

一時間以上も雨粒のついたホタルブクロを見続け、鉛筆を走らせていると、頭が重くなってくる。画家はそれに耐えて描き続けるのか、大変だな、と思う。ホタルブクロの茎にガガイモのつるが絡まっている。それも描き込む。にしても、相変わらず線が雑だ。描く、描く、描いて描き続けるしかないのだと、自分に言い聞かせてスケッチブックを閉じた。

匿名さんが寄せてくれたコメントが頭をよぎる。ある幼稚園の基本目標だという。「よく見る、よく聞く、よく考える」。ほんとにその通りだ。しっかり学ぶためにそれを実践する、という点では幼児も、アラ還も関係ない。

6月21日は「夏至」で「父の日」だった。帰宅すると、夕方4時ごろ孫の親が直接、7時半ごろには疑似孫の親から宅配便でアルコールが届いた。届いた酒は飾っておいて、買い置きの「田苑」をチビリチビリやった。土曜日、知人が持って来てくれた「田苑」もある。それも封を切った。アルコールが回ると、スケッチのことはどこかへ飛んで行った。

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