2009年6月25日木曜日

地区図書館へ


いわき総合図書館が6月15~26日まで休館している。年に一度、蔵書の点検・整理、施設改修をする特別整理期間だ。21日の日曜日を過ぎたあたりから、この休館がこたえるようになった。

野口雨情記念湯本温泉童謡館で20日、サトウハチロー(下)について話した。7月のテーマも決めた。新しく調べを始めなくては――サトウハチローから別の童謡詩人に意識を切り替えたものの、「知の森」は門を閉ざしている。どんな資料があるか、現物を手にとりたいのにとれないもどかしさが募った。

いちばん近い地区図書館は? 四倉である。さきおととい(6月22日)、四倉図書館=写真=へ車を走らせた。四倉公民館の敷地を利用した平屋の建物だ。初めて訪れた。総合図書館で借りた本のうち何冊かを返し、四倉図書館にある童謡関連本を3冊借りた。

それでも足りない。街に用事があったついでに、同じ日、内郷図書館を訪ねた。内郷図書館は内郷公民館が入っている建物の1階にある。昨年、同じように総合図書館が長い休館に入ったとき、内郷図書館を利用した。ここでも童謡関連本を2冊借りた。

図書資料の有無はインターネットで調べられる。いながらにしてリクエストもできる。しかし、どうしても図書館へ足を運ばないことには落ち着かない。そういう情報の取り方を学び、実践してきた。アナログである。アナログのよさは一覧性、そして、周辺にある関連資料にも目を向けやすいこと。そこから思いもよらない発見・発想が生まれたりする。

いわきの地区図書館は四倉、内郷のほか、小名浜、勿来、常磐にある。植田公民館と一緒の建物に入居している勿来図書館は、昔、会社の支局兼宿舎が近くだったこともあってよく利用した。地区図書館は、いずれも規模は小さい。が、総合図書館を軸に便利な貸出システムが構築された。

いわきの自慢をするとき、こういう。「カツオの刺し身とじゃんがら念仏踊り、そして図書館」。総合図書館がいわき駅前再開発ビル「ラトブ」に開館した平成19(2007)年秋以降、図書館を付け加えた。四倉、内郷と地区図書館を利用して、あらためてそのことを実感した。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんにちは。
旧市にある図書館、なかなか見ごたえがあるでしょう。
総合図書館に集められたとはいえ、まだまだ旧市、町で、独自の歴史、文化に関するもの、貴重な本があるはずです。
時間掛けて五図書館まわつてみたいです。
只少々の本「帯禁」?貸出禁止が多く、自宅でゆっくり見れないのが残念です。
本の保存状態、貴重さいろいろあるのでしょうが?