2009年7月18日土曜日

ジャガイモ収穫


4月に種イモ1キロを買って、無量庵(夏井川渓谷)の畑に植えつけた。3カ月が過ぎたころ、掘り起こして収穫した=写真。家にある4キロのはかりに載せたら針が軽く振りきれた。5、6キロはあったか。

ジャガイモの栽培を休んで10年近くなる。ジャガイモから三春ネギ中心の畝づくりに変えたら、スペースがなくなったのだ。今年は春先にすき間ができた。ナスの栽培を休めばジャガイモを栽培できる。種屋をのぞいたら「男爵」があったので購入した。

今思えば、一個まるごと植えつけたのがよくなかった。半分に切って種イモの数を増やせば、スペースも倍になるが収穫量も倍になったはずだ。種イモ1キロに対して収穫量が5倍強というのは、いかにも少ない。

それはおいといて、新ジャガの味を試す。三春ネギと一緒の味噌汁が一番。ほくほくして、ネギのうまみとよく混じりあっていた。小イモも相当ある。こちらは揚げて味噌をからめた「いもでんがく」が向いている。子どものころ、よく食べた。

新ジャガと三春ネギの味噌汁のほかに、糠漬けのキュウリ、素揚げのインゲン、シシトウと、夏野菜の収穫期に入って“自産自消”のおかずが増えた。三日に一度は無量庵へ出かけてインゲンやキュウリを収穫する。で、納豆を除く朝食のおかずがオール自産の野菜、という日もある。

話変わって――。無量庵の庭でマメダンゴ(食菌の一種、ツチグリの幼菌)が採れた。味噌汁にして、コリコリした食感を楽しんだ、と前に書いたら、はがきが来た。タイ料理などで使うフクロタケのことではないか、と。

フクロタケ? いわきキノコ同好会ではマメダンゴの話は出てもフクロタケの話は出たことがない。ということは、採ったことも、食べたこともないのだ。

キノコ図鑑に当たったら、あった。フクロタケは傘を開く普通のキノコだ。袋状の幼菌を食べるのか、白っぽい被膜に包まれた幼菌が描き添えられていた。ツチグリとは似ても似つかない。が、食感は似ているのだろう。

俄然、フクロタケの幼菌を試食したくなった。が、わがフィールドでは見たことがない。食材屋さんへ行って買って来るしかないのか。それともお恵みあれ、と祈ったら通じるのか。                                                
新ジャガの味噌汁を試食しているうちにマメダンゴを思いだし、その連想でフクロタケに思いが至った、という次第。

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