2009年8月1日土曜日

ヤンヤン・セミ・長梅雨


匿名さんからいただいたコメントへのお礼と、若干の補足説明です。

「伝承郷の写真展」の記事に合わせて、解体工事をしているいわき駅ビル「ヤンヤン」の写真を載せたら、〈タカじいさんが撮った写真か〉という質問が寄せられた。答えは〈そうです〉。

昨年3月から7月にかけて、ほぼ半月ごとにデジカメで変わりゆく「ヤンヤン」の姿を追った。パソコンに残っている写真は、古い順から3月15日、4月22日、5月15日、6月2日、7月3日、同31日の6枚。これ以外は削除した。解体のピーク時には、確かに爆撃のあとみたいな、暴力的な印象があった。

この解体過程も加えた『いわきステーションビル「ヤンヤン」35年誌』(平成20年9月30日、いわき中央ステーションビル株式会社発行)が、いわき総合図書館と地区図書館にある。貸し出し可能なので、より詳しくはそちらへどうぞ。

セミが鳴かないというコメントを受けて、先日、ニイニイゼミに関して首をかしげたことを思い出した。私の場合、今年の初鳴は7月9日、平中神谷の自宅の近所で、だった。夏井川渓谷(いわき市小川町)でもその前後には初鳴が聞かれたことだろう。

にしても、遅い。渓谷では例年、6月末には「ジー、ジー」とか細い声で鳴き出すのだが、今年はそれが7月にずれ込んだ。そのとき、〈はてな、遅いぞ〉と思ったのだった。

言われてみれば、「蝉時雨」とは程遠い状況にある。たまたま私だけだと思うが、ミンミンゼミ=写真(去年8月撮影)=の初鳴(7月28日)より先にアブラゼミの初鳴を聞き(7月25日)、青空が戻った7月30日には、早くも庭でツクツクボウシが鳴いた。夏が来ないうちに秋が来た?

セミたちは、庭で鳴き出したのはいいが、その後は時折、寝ぼけたように歌うばかり。「蝉時雨」は長梅雨の影響で「蝉小雨」にとどまっている。家庭菜園も日照不足と多湿の影響でキュウリが曲がったり、ネギが根腐れを起こしたりしないか心配だ。

0 件のコメント: