2009年8月20日木曜日

河川敷の竹林伐採


朝晩散歩する夏井川の対岸(いわき市平山崎地内)が様変わりしつつある。河川拡幅工事のために岸辺の竹林の伐採が始まった。下流でも前年度に引き続き河川敷の土砂除去が始まった。

工事の様子を確かめるために、きのう(8月19日)早朝、自転車で対岸に向かった。いつも歩く堤防の上に出ると、犬を連れて散歩している人が「なんで自転車?」と目を丸くした。「竹林が伐採されているので、写真を撮って来ます」。うなずくのが分かった。

国道6号常磐バイパス終点部の夏井川橋を渡って対岸の堤防上に出る。鳥の目で見れば、夏井川は上流の專称寺付近で大きく右に蛇行し、下流の如来寺の先で左に大きく蛇行する。工事が行われているのは淵をはさむ上下2カ所の瀬の部分、土砂が広く堆積して草木が茂っている河川敷だ。

工事の告知板が2つ。夏井川橋のすぐ近くの現場も、專称寺前の現場も「河川拡幅工事」に変わりはない。が、文言が微妙に違う。

下流の方は、河川に堆積した土砂を除去し、川幅を広げ、河川の氾濫を防ぐ――のが目的。上流の方は、堆積土砂を撤去し、河川幅を拡幅することにより、大雨などの影響による洪水等の被害防止をする――のが目的。

二つの文言の違いがよく分からない。が、要は大水のときに水がスムーズに流れるようにする、ということらしい。どちらにも1台、重機が入っていた。おとといはこの重機が伐採した竹を片づけているところを見た=写真

竹林に遮られてよく分からなかったが、対岸はかなりの面積が菜園になっている。いすやテーブルを置いた本格的なものもある。河川管理者は扱いに苦慮しているだろう。

それより気になったのが、両方の広い河原に挟まれた淵の堤防だ。アレチウリが急斜面を覆っていた。そこだけではない。草刈りが行われない土手は、左岸であれ右岸であれ、アレチウリに覆われつつある。草刈りが行われたところでも少し目立つようになってきた。

去年も書いたが、場所によっては木がすっかりアレチウリに覆われた。こうなると葉は光合成ができない。弱って、やがて枯れる。そんな末路が待っている。早く何とかしなくては――と堤防を歩くたびに思う。

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