2009年9月27日日曜日

つくばJCT


常磐道のつくばJCT(ジャンクション)から圏央道が成田方面に向かって伸びている。圏央道は首都圏中央連絡自動車道の略だ。いわき方面から成田国際空港へ行くのにこの道を利用する。私と同じいわきに住む友人Kの車に同乗して初めて、常磐道と圏央道がつながっていることを知った。帰路、つくばJCTの右手奥にどっかりと横たわる筑波山が見えた=写真

圏央道の茨城分は、つくばJCTから4つのIC(インターチェンジ)まで開通した。つくば牛久、牛久阿見、阿見東、稲敷。つくば牛久~阿見東間は2年前の3月、阿見東~稲敷間は今年3月にできたという。Kの話だと、これで随分、いわきから成田国際空港までの時間距離が短くなった。ざっと3時間で着く。

北欧へ行くのにツアーリーダーのYから「朝9時半、成田国際空港集合。いわき組は成田のホテルに前泊か」というメールが入った。親(リーダー)の心、子知らず――で、ぎりぎりになってKに相談すると、「なに、朝5時に行けば間に合う」。メールだけでは心配なのか、直前になって電話を寄こしたYに、あらためて「当日早朝出発」を告げた。

海外旅行が初めての私は、すべて仲間の指示に従うしかない。Yがころあいをみて「パスポートを取るように」「旅行代金を振り込むように」「海外旅行保険に入るように」と連絡を寄こす。最終の連絡が、間に合わないと困るからという意味での前泊の勧めだった。当日早朝出発もまたKの判断だ。

シルバーウイーク初日。「渋滞・事故に巻き込まれないように」というYの心配は、常磐道の上り線と圏央道に関しては杞憂に終わったが、常磐道の下り線は早朝から混雑していた。逆にならなくてよかった。

カーナビゲーションが車に装備されて以来、見知らぬ土地へ出かけるのが楽になった、とKは言う。

仙台のMもそれで、東北道から東京を経由して成田へやって来た。経済合理性を旨とするMにしては珍しく遠回りをした。常磐道~圏央道のルートを知らなかったのだ。開通して間もない圏央道のつくばJCT~稲敷ICは、古いカーナビには書き込まれていない。Mは遠回りをした分、金もよけいにかかった。帰りは当然、「常磐道を利用する」となった。

民主党政権が誕生して以来、政策変更の動きが明らかになってきた。自動車道もそれによって利用しやすくなるのだろうが、一般道以上に渋滞するのではないかという危惧もささやかれている。ETC搭載車の土・日・祝日特別割引(1,000円)以来、車で遠出を楽しむ人が増えた。そして、今度のシルバーウイークの大混雑。危惧が現実のものになるのか。

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