2009年10月14日水曜日

三春ネギの種まき終了


三春ネギは秋に苗床をつくって種子をまく。10月10日ごろが播種の適期だ。日曜日(10月11日)、夏井川渓谷(いわき市小川町)にある無量庵の菜園で、石灰を施し、肥料をすき込んだ苗床に種子をまいた。

種子は初夏、ネギ坊主から採種したのを、乾燥材とともに小瓶に入れて冷蔵庫で保管した。ネギの種子は高温と湿気に弱い。近所のKさんからもらった種子も、一緒に小瓶に入れた。Kさんのメモに「10月10~20日に蒔くそうです」とあった。去年はTさんから種子をもらったから、2年続きで集落の協力を得たことになる。

冷蔵庫から小瓶を取り出し、苗床に種子をまいたあと、軽く土をかぶせ、もみ殻で覆った=写真。そのあと、たっぷり水をまいた。これで一件落着。秋・冬野菜は手抜きをして栽培を休んだが、三春ネギの栽培だけは欠かせない。もみ殻も三春ネギの苗床のために保存しておいた。苗床の保温と乾燥抑止の効果がある。

私が所属しているいわき地域学會の役員に、「三春ネギの種子を欲しい」という人がいる。秋にプレゼントすることを約束した。時期が来たので種子を郵送しようと思ったが、住所が分からない。名刺には職場が明記されているだけだ。まさか職場に送りつけるわけにもいかないだろう。

「三春ネギ、三春ネギ」としょっちゅう言っているものだから、どんなネギなのかと興味を示す人が増えている。その一人だ。ほんとうは栽培したものを進呈するのがいいのだろうが、本数が限られている。種子ならなんとか分けられる。それで安請け合いをしたのだった。

近く地域学會の役員会が開かれる。そのとき、顔を見せれば進呈し、欠席したら仲間に住所を聞いて郵送することにしよう。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

三春ネギは、三春町ではごく普通に三春ネギという名で店頭に並んでいるのでしょうか?

いまでは希少の幻ネギなのでしょうか?

いわきネギにしろ、三春ネギにしろ、地名がつくと特産ブランドになるのでしょうか?

そのへんのところが今一つわからない。