2009年12月28日月曜日

あざき大根と唐辛子


きのう(12月27日)の続き。「道の駅よつくら港」のオープンイベントで福島県内といわき市内の物産を販売する“テント村”ができた。奥会津・三島町のブースであさぎ大根と唐辛子=写真、しそ味噌を買った。なかでも、あさぎ大根はそばに欠かせない辛み大根として有名な、会津の伝統野菜だ。味を試してみない手はない。

まず、ブレンドされた「唐辛子」だ。唐辛子、ジュウネン(エゴマ)、山椒、陳皮(ミカンの皮)の四味。一般に七色唐辛子、つまり七味と言われるので、四味では少々物足りない。が、試食したら香りが高い。ちょうど家の七味が切れかかっていたので、一袋を買った。300円。メーカーの小瓶でいえば、量は1.3倍ほどか。

去年、今年と激辛唐辛子を栽培したので、自家製七味は見送った。辛すぎて舌がひりひりする。味が壊れてしまう。タカノツメを栽培していたおととしまでは、晩秋、すり鉢をまたに挟み、くしゃみをしながらすりこぎを回して七味をつくった。粉山椒もつくった。その残りが今もあるが、風味はすでに落ちている。

今年は三島の四味が手に入った。あとで柚子の皮や胡麻、青のりなどを加えれば、わが家の七味になる。七味は自分の好みでどうにでもブレンドできるところが面白い。

さて、もう一つのあざき大根だ。形は大根のミニ版、いや色の白いニンジンだ。1本50円。野生の大根に近いのだろう。晩酌のおかずにすりおろしたのを口にした。辛いことは辛いが、「わさびの代わりにした」というほどの辛さではない。が、おかずに添えて食べると辛みが引き立つ。すしに添えられたわさび、それと同じハーモニーを奏でるらしい。

しそ味噌は、味付けをした味噌を大葉で巻いて5センチほどのスティック状に素揚げしたものらしい。「とうがらし入り」とはいえ、辛みより甘みが強い。この甘みが、ご飯には合うのかもしれない。

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