2010年2月13日土曜日

雪かき


いわき地方は、11日夕から夜にかけて雪に見舞われた。一夜明けたら、一面の銀世界。屋根や庭木がすっぽり雪をかぶっている。道路も、車のわだちの間にうっすら雪が残っていた=真。積雪量は、車の屋根の積もり具合からして10センチはあったろう。いわきでは「大雪」だ。

春先、南岸低気圧が東進すると、北から寒気が流れ込んで雪になる。いわきでは、2月に入ってもう3回目だ。雪は、眺めている分にはのどかでいいが、仕事となると別だ。冬もノーマルタイヤのいわき市ではたちまち各地で交通渋滞が起きる。

「雪かきをしなくては」。カミサンにうながされて、こたつを離れた。毎朝、家の前の歩道を集団登校の小学生が行く。7時過ぎから、竹ぼうきとスコップを使って歩道の雪かきをした。雪は、下が溶けてシャーベット状になっている。湿って重い。雪かき棒があればと思っても、「数年に一度の雪」ではその用意もない。終わるころには腰が痛くなった。

小学生たちがあいさつしながら通り過ぎる。単に朝の散歩ですれ違うときは、〈この人だれ〉という表情で無口だが、雪かきをしていると、自分たちと同じ地域に住んでいる人間で、自分たちのためにもやってくれている――そういう心理がはたらくのだろう。あいさつされるとうれしいものだ。

手に大きな雪のかたまりを持っている子もいた。タイヤチェーンを装着したバスが行く。マイカーはほとんどがチェーンなしだ。

さて――。日が差せばワケはないのだが、曇ったままなので気温が上がらない。午後、恐る恐る車を運転して街へ出かけた。幹線道路は大丈夫だったが、脇道には湿った雪が残っていた。夜から未明にかけて凍結するとコトだ。特に歩道は、シャーベット状の雪が凍ってでこぼこになる。滑って転びやすい。歩道橋もその危険がある。

けさ、起きるとすぐ歩道の様子を見た。はだら雪がバリバリに凍っている。歩道橋もツルンツルンだろう。いわき民報によれば、昨日だけで50件前後のスリップ事故が発生した。きょうは転倒事故が増えそうだ。散歩はよした。

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