2010年3月28日日曜日

歩かなくちゃ


今月は散歩をかなりさぼった。寒い。雨が降っている。朝も休み、夕方も休むという日が何回かあった。

すると、どうなったか。在宅ワークといえば聞こえはいいが、仕事場は茶の間だ。こたつに入ったままでパソコンとにらめっこ。背中が痛くなる。昼寝をする。まるで病院の個室にいるようなものだ。

エコノミークラス症候群になってもおかしくない。足の親指の付け根も時折、うずく。高血圧・高尿酸の薬を飲んでいる。朝晩、まじめに散歩していてようやく腹回りもおさまり、足の親指あたりのうずきも気にならずにいたのが、少し気になりだした。緩んだ気持ちにねじを巻かなくてはならない。

そんなときに思い浮かぶ人間が2人いる。若い彼と、年老いた彼と。どこのだれかは分からない。が、わが生活圏(車で動き回る範囲だから結構広い)にいて、見たときには絶えず歩いている。いや、絶えず歩いているから目に入るのだ。歩くことが目的そのものかのように。

堤防を、バイパスを、街中を、若い彼は歩く。夏の日も、冬の日も。年老いた彼もまた、堤防を、街中=写真=を、一年を通して歩き続けている。

先日、赤信号で車を止めたら、目の前を若い彼が横断した。この冬は会わなかった、いや見かけなかった。防寒・防花粉かどうか、見た目は重装備だ。それでもすぐ分かった。彼を意識して見続けるようになっていた証拠だろうか。

それに比べたら、わがウオーキングなどは生ぬるい。かといって、「森の生活」の著者がいうように、一日に何時間も歩かないと気が済まないようなタイプではない。飛び抜けたレベルのウオーカーがいることに、ただただ脱帽するしかないのだ。きょうも、彼らは歩かずにはいられないのだろう。

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