2010年4月18日日曜日

シュンランに会う


きのう(4月17日)の朝、いわき市小川町の山の方から電話がかかってきた。いわきの平地では雨だが、「こちらはみぞれです」。そのうち、テレビに字幕が出た。常磐道のいわき湯本―いわき中央IC間が雪のため通行止め、常磐道も同じく通行止め、とあった。曇雨天続きで気温が上がらない。そのうえ、雪。4月中旬だというのにおかしな天気だ。

前日、気分転換を兼ねて近くの石森山へ車を走らせた。いくつかある遊歩道のうち、アップダウンの少ない道を二、三巡った。お目当ては野草の花とエノキタケ。曇天。そして、冬のような寒さ。散策している人はしっかり防寒具をまとっている。手袋なしでは少々きつい。

最初に、モミジイチゴの花を見つけた。次いで、黄色い花を付けたネコノメソウ。別の遊歩道に移ると、シロバナノエンレイソウが列をなしていた。

帰路はもう一つ別の遊歩道を利用した。ウスヒラタケやエノキタケが発生する「キノコの木」がある。根元からやや上でぽっきり折れ、下の沢に残骸が転がっていた。自分の重量を支え切れなくなるほど腐朽が進んで、強風にちょいとつつかれたのだろう。キノコは遊歩道にちりばめられたチップから猛毒のニガクリタケが出ているだけだった。

さらに奥へ進む。シュンランが一輪咲いていた=写真。ユリワサビも白い十字花を付けていた。石森山でシュンランの花に出合うのは久しぶりだ。よくぞ咲いていてくれた、盗掘されずにいてくれた――なにやら胸の中に熾(おき)のようなものがともった。鉛色の空の下、春の野の花を観察して、少しはうっとうしい気分を忘れた。

0 件のコメント: