2010年4月19日月曜日

珍客来る


アカヤシオ(岩ツツジ)の花は、散るどころか数を増やしていた。

「春日様」の祭礼が行われた一週間前、夏井川渓谷(いわき市小川町上小川字牛小川)は春を告げるアカヤシオの花で北向きの斜面が染まっていた。きのう日曜日(4月18日)は、もっと高い尾根までピンクの点々が見られた。晴れると強風が襲い、季節外れの雪に見舞われたものの、花はなんとかもって、行楽客の目を楽しませた。気温が低めだったのが理由だろう。

この2カ月余の天気を見るかぎり、タイミングがよかったというしかない。日曜日に青空が広がった。朝からアカヤシオの花を見に来る人も絶えなかった。

無量庵に着いたのは早朝。アカヤシオの花見客が来る前にやることはやってしまおう――アカヤシオの春と紅葉の秋には、なぜかそんな気持ちになる。ネギ苗やニラの追肥、生ごみ埋め、草引き。その程度だから、身を入れてやれば30分で終わる。終われば、家に入って本を読むか、カメラを首からさげて散歩する。昼寝も楽しみの一つだ。

昼寝をしているときに「いわき芸能倶楽部」のメンバーが現れた。旧知の古扇亭唐変木氏(落語)が仲間を連れて来たのだ。塩ビ管尺八の人、パントマイムの人、漫才の2人組(若い女性)=真。珍客だ。カミサンがお茶を出したら、塩ビ管氏が演奏を披露した。パントマイム氏も「壁」をやってくれた。

隣の集落(江田)で、牛小川も含めた集会所の落成式が行われた。古扇亭は、私のような「半住民」と違って「正住民」だ。その席で余興に落語や塩ビ管尺八の演奏を披露した。終わってわが無量庵を襲ったというわけだ。

いわき芸能倶楽部はあちこちに出かけて得意の芸を披露しているボランティア団体。今度は無量庵を舞台にしてやってもらおうか。

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