2010年5月1日土曜日

湯沸かし器復旧


厳冬。日照不足・低温・多湿の春。天候不順が続いたせいかどうか。夏井川渓谷の無量庵の中でも“異変”がみられた。水道管とガス瞬間湯沸かし器のつなぎ部分が凍結・破損した。これについては前に書いた。畳の上にけし粒ほどの黒い塊があった。ぬれて光っていた。ノネズミがどこからか入り込んで、帰ったばかりのところだったらしい。

ノネズミは前にも入り込んだことがある。洗面所や風呂場のせっけんをかじったのか、その周りに糞が散乱していた。古い木造家屋だ。どこかにすき間があるのだろう。しばらく音さたがなかったが、再び痕跡を残すようになった。

湯沸かし器のつなぎ部分は、茶こしと同じ役目のストレーナー(ごみ受け)と呼ばれるものだったか。ちょっと見には「プラグ」に似る。これが、2月中旬に破損して水を噴いていた。

最初にした応急処置は地下水のポンプアップ用の電源を止めること。次に、配管業の友人に連絡すると、後日、職人さんが流しの蛇口の根元に湯沸かし器の止水栓をつけてくれた。メーカーに部品の有無を問い合わせるということだったが、在庫はなかった。そうしているうちに、千葉県に住む友人が「ホームセンターで部品を売ってるよ」と教えてくれた。が、それも水道コーナーになかった。

いよいよ買い替えか――気持ちが傾いたとき、カミサンが出入りのプロパンガス屋さんに相談した。運よく合う部品があった。執念が部品を引き寄せたということだろう。

凍結・破損以来、2カ月余ぶりに台所の温水器が使えるようになった。無量庵の庭のシダレザクラも遅まきながら満開になっていた=写真。冬がもたらした胸のしこりがほぐれたところで、無量庵の近所を散策したが、目当てのコゴミ(クサソテツ)はまだ眠ったままだった。

そういえば、田村郡小野町の「夏井の千本桜」は、日曜日(4月25日)に磐越道を通りながら見たら、まだつぼみだった。それから一週間、新聞には七分咲きとあった。ゴールデンウイークに満開とは。ここもきょう(5月1日)から大渋滞か。

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