2010年5月5日水曜日

カツ刺し


やっとこの大型連休に、生のカツオの刺し身を食べられるようになった。小名浜港に初ガツオが揚がったのが4月27日。その翌々日の29日、行きつけの魚屋さんに行ったら、「小ぶりだけど、(味は)いいですよ」という。半身をさばいてもらった。小名浜に揚がった初ガツオではない。別ルートのカツオだ。

4月に入って、我慢できずにスーパーの生カツ刺しを買って食べた。それが、個人的には今年の初ガツオだ。でも、行きつけの魚屋さんのカツオは、買いに行った時点でさばいてくれるから、刺し身としての鮮度はスーパーのそれとはまるで違う。29日のカツ刺しは、わが魚屋さん経由としての初ガツオだった。3日後の5月2日にも買いに行った。

29日は、カツ刺しの季節が来たことへのことほぎ。そして、5月2日はカツ刺しの季節、いつもそうする日曜日の晩の食材として。日曜日くらいはカミサンも料理をつくる悩みから解放されたいのだ。初夏から晩秋にかけてはたいていそうなる。

この連休は各地でお祭りが繰り広げられた。わが住む地域でもきのう(5月4日)、みこしが練り歩いた=写真。初夏は立鉾鹿島神社、秋は出羽神社。どちらの氏子でもない人間には、ピーヒャラドンドンが聞こえてきて初めて祭りを知ることになる。祭りでは酒、さかなはカツ刺し――が定番だろう。5月はとりわけ、薫風がカツ刺しを誘う。

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