2010年5月29日土曜日

工事再開


散歩コースの夏井川で護岸整備工事と土砂除去工事が再開された。

護岸工事はいつも歩く左岸堤防の先、上流のいわき市平中神谷地内で行われている。川の流れからいえば左岸、大きく右に蛇行するところだ。前年度はその下流部で工事が行われた。今年度はその続きの上流部を整備する。

土砂除去工事は前年度、向かいの右岸で行われた。半分スパッと切られたように下流部は土砂が取り除かれた。上流部は土砂が厚く堆積し、ヤブが広がり、誰かの畑が残っている。今年度はそこをやるのだろう。

コンクリートのブロックをがっちりはめていく護岸工事、すなわち土建業と違って、対岸の土砂除去工事は林業的だ。ヤブを払い、次に岸辺のヤナギ類を伐採し、同時に竹林を刈り払う。この何日かの間に、対岸の様子がガラリと変わった=写真。見通しがよくなった。

ざっと20年前だったか。やはり、同じように工事が行われた記憶がある。夏井川が川幅の広い「大河」になった。それが、河川敷に草が生え、木が生えて、徐々に土砂が堆積し、ヤナギが岸辺に繁茂して川幅が狭まった。上流左岸・蛇行部の堤防は逆にえぐられるようになった。

ということは、今度の改修工事と土砂除去工事はセットなのだと考えると分かりやすい。夏井川は、ここでは20年くらいの周期で土砂除去工事が行われる、とみていたほうがいいのかもしれない。としても、護岸までそうでは困るが。

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