2010年8月8日日曜日

キュウリもみ


キュウリは副食の一つ、あるいはその素材の一部だ。毎日三回、キュウリの糠漬けを食べる。キュウリでなくてもいいのだが、カブや夏大根のない今はキュウリのみ。糠漬けがないことには食事が味気ない。というわけで夏場、キュウリの糠漬けは私にはなくてはならない“一菜”だ。

今年の夏は例年よりキュウリに目がいく。たまたまキュウリの苗が多く手に入った。夏井川渓谷の無量庵のほかに、自宅でも「箱庭栽培」を始めた。そればかりか、梅雨が明けたら猛暑続き、体が水分の多いキュウリを求める、ということもあるのだろう。

箱庭栽培のキュウリは、食べごろになると朝摘みをして糠床に入れる。無量庵の菜園のキュウリは1週間に一度、摘みに行く。そのために、人間の大人の中指くらいに育った未熟果も摘む。でないと育ち過ぎてヘチマのようになるからだ。

「食べるのを助(す)けて」と、近所の人から肥大したキュウリなどが届く。糠漬けだけでは食べきれない。二、三日置いておくと、キュウリの水分が飛んでしまってまずくなる。

肥大したものは透き通るくらいの小口切りにしてキュウリもみにする。小さいものはニンニクと醤油、味醂で味付けをしたキュウリのたたきにする。それに、キュウリの糠漬け。キュウリづくしの料理が食卓に並ぶ=写真

少なくとも、キュウリのたたき以外は毎夕、食べる。ときには梅肉あえにして味に変化をつける。そうでもしないことには飽きる。食欲を増す工夫を体も求めるのだ。梅肉の次は何がいいか、酢か、マヨネーズか、味噌か。

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