2010年8月11日水曜日

道路の“散髪”


匿名さんから先日、当欄にコメントをいただいた。いわき市内では、道路の草が伸び放題。「個人的にはご先祖様を迎えるお盆前にはきれいにしてほしいものですが…。散歩する際も歩道で歩くのに切り傷を作らなければ通れないところが多々見られます」。その通りだ。

夏井川渓谷を貫く県道小野・四倉線。平地から一気に山岳部に入る小川町・高崎あたりから毎年、夏に業者が道の草刈りを行う。週に一度、渓谷の無量庵へ出かける。その際、草刈り作業隊に遭遇することがある。道の両側の草が“散髪”されてすっきりする。と、ドライバーも道幅が広がるので、さわやかな気分になる。

今年はなんだか五月雨式の草刈りになったようだ。一気に刈り払ってきれいになる、という印象ではない。片側の路肩がきれいに刈り取られる。途中も部分的にきれいになる。そのうちまた草が伸びてくる。部分的には、片側の草が伸び放題。すっきりしないのだ。

その延長でスポット的に草刈りが行われたのだと思う。8月1日の日曜日には、「うらめしやー」と車道になびいていた道端の草が、先週金曜日(8月6日)にはきれいに刈り払われていた=写真

早朝、夏井川渓谷にある無量庵の畑へキュウリを摘みに行った。帰路、その部分の“散髪”が分かった。渓谷を下ったところにある夏井川第三発電所の近くだ。草が茂って道幅を狭くしている。なんとかならないのか――夫婦で眉をしかめたものだ。そこに、同趣旨のコメントが入った。

目安はやはり月遅れ盆だろう。ご先祖様にしろ、帰省客にしろ、新盆回りの客にしろ、気持ちよく行き来できるような道路環境でありたい。そう思うのが庶民の心だ。同じ心情の反映として、この時期、家の内外で草引き・清掃が行われる。

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