2010年8月14日土曜日

白秋


いわき市の三和町、なかでも市境にある三坂地区は阿武隈の山里。そこに親類が住む。昨年暮れに義叔父が亡くなった。今年の新盆回りは三坂からと決めて、きのう(8月13日)夕方出かけ、しばしいとこたちと歓談した。そのあと平へ戻り、新盆の山寺へ足を運び、後住の元同僚と話した。朝の空は秋の雲だった。いきおい天気の話になった。

三坂では「半袖では寒いくらいの朝だった」。平の山寺でも「涼しい? いや、寒いくらいだった」。どうやら酷暑の昼とは別に、朝は少し涼気が感じられるようになったらしい。その表れが、秋の雲の到来だろう。

きのう早朝、5時半に起きて夏井川渓谷の無量庵へ出かけた。お盆中はとてもじゃないが、そこで過ごすことができない。まずはキュウリを収穫しなくては、三春ネギの様子も見なくては、生ごみを埋めなくては――。最低でも週に一度出かけようとすれば、きのうしかなかった。

で、空を見ると。台風が東北の北を横断したあとの、澄んだ青空に高積雲が広がっていた=真。部分的に羊雲が見られた。雨上がりだったこともあろう、空が高く感じられた。

立秋からざっと1週間。「これこそが白秋か」と感じ入った。その思いを強くしたのは新盆回りをして雑談をしたからこそ。新盆は近況報告・情報交換の場でもあるのだ。

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