2010年9月8日水曜日

川中島


台風9号が日本海を東に進んでいる。直進すれば東北南部を横断しかねない。夜のうちにぱらつき出した雨は、きょう(9月8日)の未明には土砂降りに変わり、6時過ぎにはいったん弱まった。「午後から雨」の予想が早まったか。そして、これからますます雨脚が強まるのか。

台風でも何でもいい、災害をもたらさない程度に雨が欲しい――と思いつつも、台風の直撃はちょっと困る。

それはさておき、散歩コースの夏井川がところどころ川底をさらしている=写真。田植え時期の5~6月、あるいは7月初めに一部、田んぼに水を取られて川底をのぞかせることはある。そのときでも川底を見せているところは限られていた。今年はなんといっても“川中島”の数が多い。

単純な天候ではある。8月、いわき(小名浜)で雨が降ったのは12日の7ミリだけ。9月も、きのう昼までは雨なし風なし、梅雨明け以来の晴天続きだった。川も青息吐息だろう。

散歩コースはおおむね平中神谷地区。そのなかに川中島という字名がある。文字通り、夏井川の中にある。今まで川底をさらしたことのなかった一角がそこに近い。

地名からして、これまでにも夏井川に川中島が現れるような日照りはあった。それでも、高気圧が日本列島の上空にどっかり居座り、体を焼くような青空が続くのは記憶にない。

なにはともあれ、きょうの雨だ。大雨には注意が必要だが、大地の万物が少しは潤いを取り戻すことだろう。川も一息つくことだろう。

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