2010年12月16日木曜日

書道展


茨城県天心記念五浦美術館できのう(12月15日)、書の展覧会が始まった。一つは書道香瓔会の「全国1万人展参加福島浜通り展」。併せて5回目の「書法探究展」も開かれている。会期は19日までの5日間だ。いわきの「書法探究」の人たちの作品を見たい、しかし週末には行けない――というわけで、初日午後に出かけた。

1人180円(夫婦で360円)で所蔵品展「煌(きら)めく屏風絵の世界」を見たあと、奥の書道展の世界に足を踏み入れた。書道展はいつものことながら、「字が読めない」ので「絵として見る」ことにしている。一字一字を見、その字の集合体を見て、たいがい感心する。自在に筆を操ることができるのと、紙が「キャンバス」になっていることに。

「書法探究」の人たちのなかでは、最もつきあいの古い田辺碩声さんの作品=写真左側=に圧倒された。脇に、どんな字なのか、なぜそれを取り上げたのか、を書いた紙が張ってある。

確か、そうした「解説」は初めはなかった。ただわけもわからず作品の前に立つだけ、作品にはねかえされるだけ――そんな印象は薄れて、「字を読めない人間」もそれぞれの作品と向き合う時間が長くなった。

で、<楚竹書>と題された田辺さんの作品だ。「春秋戦国期の新出土竹簡、とくに楚の竹簡が秘める鮮烈な生命躍動の筆相のイメージに魅かれた」とある。取り上げた漢字は23字。「魯荘公将為大鐘。型既成矣。曹沫内見、曰、昔周室之邦。魯東」。字が間違っていたらごめんなさいだが、片隅に人がいる。そこから「超大作」と知れるはずだ。

ほかの人たちも力のこもった作品を発表している。お互いに刺激しあい、切磋琢磨をする関係にあるのがうらやましい。

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