2011年1月19日水曜日

カシラダカ


庭の木に見慣れない鳥が来た=写真。スズメ大だ。同じ木の左側の枝にはヒヨドリが止まっている。スズメ大の小さな鳥は右側の枝だ。体の色はスズメだが、スズメではない。カシラダカ(頭高=短い冠羽がある)。冬鳥だ。

気持ちを落ち着けてカメラを構える。3枚ほどパチパチやったら、飛んで行った。一期一会。よく写真におさまってくれたものだ。偶然の飛来、偶然の撮影だ。

散歩するにしろ、どこかへ移動するにしろ、あるいは家にいるにしろ、デジカメをいつもそばに置いている。カメラマンではもちろんないが、なにかあったらすぐ写真に撮ろう――そんな意識が、この3年の間に生まれた。ブログを始めたからだろう。

自前の写真で勝負する。テレビの映像を撮ってアップしたこともあったが、それはもうやらない。写真がなければ載せない。それでもいい。なんだか、そんな気持ちになっている。ローカルであること――これに徹する。これを深める。それだけ。

カシラダカは北極圏から南下して、冬を日本あたりで過ごす。私が目撃するのは、無量庵のある夏井川渓谷、わが散歩コースの下流・夏井川の堤防、河川敷。ときどき小群で飛び交っている。

庭へやって来たのはただ1羽。集団生活をしているはずなのにどうしたのか。えさがないのか、たまたまひとり遠出したのか。まあ、それはキミの勝手だ。それよりなにより、写真のモデルになってくれてありがとう、である。

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