2011年2月1日火曜日

「地デジ」問題


平・中神谷南区。これが私の住むまち(行政区)だ。区の役員が参加して日曜日(1月30日)午後1時から、近所の飲食店で新年会が開かれた。新米役員である。昼間のアルコールにとまどいながらも、カモ鍋や刺し身、てんぷらなどに舌鼓を打った。

今年は前半、「地デジ」問題がピークを迎える。区の中に7月、パタッとテレビが見られなくなるお年寄りが出てきやしないか――そんな話になった。

80歳を過ぎた初代区長が「アナログだとか、デジタルだとかいう言葉は、年寄りにはわからない」という。大相撲が始まるとテレビ桟敷に陣取る。いわき市内に住む娘さんや隣県に住む娘さんが定期的にやって来るようだから、たぶんテレビのチェックはしているだろが、そうではないひとり暮らしのお年寄りは……。

テレビは盛んに「地デジ」切り替えをアナウンスする。が、初代区長と同じように「デジ」だの「アナ」だの、何のことやらわからずにいるお年寄りがいるのではないか。未対応であれば、突然、楽しみが奪われるという事態になりかねない。

わが家の液晶テレビが早朝、ときどきおかしくなる。スイッチを入れると縦縞画面=写真=になる。黒いだけの「薄型ラジオ」になることもある。アナログテレビは、これが砂嵐に変わる。

民生委員と協力して、それとなくお年寄りの家のテレビをチェックしましょう――という空気が生まれた。今年の大きな区の課題でもある。

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