2011年2月16日水曜日

雪道を歩く


きのう(2月15日)昼前、半月ぶりに夏井川渓谷の無量庵へ出かけた。平地から渓谷へ駆け上がると、道端に点々と雪のかたまりがころがっていた。除雪車が出動したのだろう。ところどころ路面はぬれていたが、ノーマルタイヤでも走行に支障はなかった。

無量庵の入り口にも雪のかたまりが鎮座していた=写真。車のボディーをこすりながら庭に入った。庭も畑も雪原と化している。長靴に履き替え、最初の痕跡をつける。くるぶしのあたりまでずぼっと入ってしまうところがあった。それからの推測だが、積雪量は5~15センチくらいか。

久しぶりに森を巡った。人間の靴跡、動物の足跡が雪で覆われている。この半月の間に、何度か雪が降ったに違いない。奥へ行くと、動物の足跡だけになった。おそらくタヌキ。森の雪道も、ところによっては積雪15センチを超える。

雪をラッセルしながら進む。坂道ではつま先に力を入れてブレーキをかけないといけない。足が疲れる。息も上がる。

先日、会津に住む後輩がいわきへやってきた。雪おろし・雪かきが大変らしい。「50年に一度の大雪だそうです。すっかり筋肉質になりましたよ」。こちらはせいぜい筋肉痛になるくらいだ。

時折、カケスのだみ声が響く。落ち葉の露出している地面にスズメより小さい野鳥がいた。マヒワの幼鳥かと思うのだがよくわからない。鳥たちは雪に覆われた森でえさ探しに必死だ。

森を抜けると、対岸の県道を黄色い大型特殊車両が下って行くのが見えた。もしかして仕事を終えた除雪車だったか。

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