2011年2月22日火曜日

買い出しツアー


「南の白菜」より「北の白菜」である。甘みが違う。いわき市で言えば、平より三和町、スーパーより直売所。スーパーで1玉およそ400円と結構な値段だ。ガソリン代をかけても直売所の白菜を買いたい――日曜日(2月20日)に車を走らせた。

夏井川沿いの県道同様、国道49号に雪はないだろう。直売所(三和町ふれあい市場=写真)は長沢峠の手前だ。そこまでならノーマルタイヤでも大丈夫のはず。結果的には長沢峠もOKだった。

ふれあい市場へは10時前に着いた。すでにオープンしていた。白菜はなかった。すると、店の人がどこかに電話をかけてくれた。残念ながら「足」がない――ということで、届くことはなかったが、直売所の魅力はこれだろう。

<よく来てくれたない>といった感じだろうか。店の人(おばさん)がお茶をどうぞ、大根の甘酢漬けにくるんだ干し柿もどうぞ、という。三和の家庭の味だ。

この時期は加工品が主体。漬物がいっぱいある。一升漬け、みそ漬け、白菜キムチ、キュウリの古漬け、梅干し、大根、おにぎりと買ったら、マイバッグにいっぱいになった。まるで買い出しツアーである。

三和町からひと山越えた夏井川渓谷の無量庵へ行くには二つのルートがある。直近の差塩ルートと、いったん小野町の夏井へ出て夏井川に沿って下るルートと。聞けば、どちらも雪の心配はない。

どうしても白菜を買いたい。小野町のルートをとった。きのこセンターになければ、小野町の直売所まで足を延ばすつもりで、ふれあい市場を出発する。

きのこセンターに地物の白菜があった。1玉300円弱。3玉買った。レジの女性が株の切り口を見て傷みの少ないものと取り換えてくれた。

三和~小野~無量庵(夏井川渓谷)~わが家と、久しぶりに遠出を楽しんだ。帰るとすぐ白菜を八つ割りにして干した。きのうの夕方にはカメに漬け込んだ。4月いっぱい白菜漬けを食べるとして、漬けるのはあと1~2回。春は確実に近づいている。

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