2011年4月26日火曜日

アースデイ東京②


「アースデイ東京2011」が4月23、24日、渋谷・代々木公園のイベント広場で行われた。震災支援でいわき入りした「シャプラニール=市民による海外協力の会」のUさんから聞いて初めてイベントの存在を知り、シャプラニールのテントでいわきの物産を展示・販売するというので、気分転換を兼ねて出かけた。

高速バスで東京駅に着いたあと、原宿へとJR山手線を利用した。代々木公園は初めてだ。方角がわからない。原宿駅から吐き出された人が大勢向かう先に公園があるとみて、人の流れにしたがった。

代々木公園は道路をはさんで森林公園とスポーツ・イベントゾーンに分かれる。森林公園を歩くが、アースデイのイベントらしい雰囲気はどこにもない。うろうろ歩いているうちに、なんとなく道路の向かい側でそれらしいものが開かれているのに気づく。

道路を渡ってすぐ、「アースデイ東京2011」のリーフレットをもらった。参加団体は400を超え、来場者も10万人を超えるという一大イベントらしく、びっしり並んだテントでは、それぞれに地球にやさしい暮らし方を呼びかけている。「東日本大震災」の被災者支援と反原発の訴えも目立つ。

シャプラニールのテントは、と探すが、見当たらない。リーフにも書かれていない。案内所に飛び込んで、やっとわかった。フェアトレードビレッジにシャプラのテントが二張りあった。道路を渡ってすぐ右、歩道橋のたもとだ。わかっていればすぐそこ、わからなかったから、はじっこまで行って、さてどこだろうとなったのだった。
 
片方のテントに、いわき市の被災状況を伝える地図と写真パネルが掲示されていた。「いわき絵のぼり」の手ぬぐい(泉)「手作りジャム」(田人)「赤米うどん・黒米そば」(四倉)のほか、「獏原人村の卵」(川内村)や凍み餅も展示・販売された=写真。「がんばっぺ日本!!いわき!!」ののぼりも立てられた。

23日は、いわきもそうだったが雨と風でさんざんだったらしい。が、24日はからりと晴れ上がり、まるで初夏の陽気。テント前のケヤキは芽吹いて若葉を広げていた。

早朝のいわきは、しかし寒かった。冬用のブレザーでちょうどよかったのが、代々木公園では若者が半そで姿で行き来している。ちょっと恥ずかしくなる。昼ごろにはさらに気温が上がった。でも、脱がない。自分の今の気持ちだから。

さてさて、決して広いとはいえない会場に次から次へと人が詰めかける。シャプラのテントにも入れ替わり立ち代わり人がやって来る。「いわきへのメッセージ」もたくさん集まった。東京は「数(規模)」が物を言うところだ、ということを実感した。

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