2011年10月21日金曜日

瓦が割れていた


2階の物干し場に出たカミサンが言う。「瓦が割れてる!」。物干し場の南側、平屋部分(下は風呂場と台所)の屋根を見ると、真ん中あたりで瓦が1枚割れて、すきまができていた。3・11以来、気がつかずにきた。てっぺんのグシが壊れたわけでも、瓦が落ちたわけでもない。それで見過ごしていたのだ。

先日、客人が来た。度重なる余震で部屋の壁のひびが目立つようになった。その話をすると、罹災証明を取ったら、という。高速道を利用するための被災証明は取ったが、罹災証明は被害が軽微なので見送った。

物干し場の空き容器にたまった雨水を南側の排水口に流したら、北側にあるもう一つの排水口に向かって水が流れ出した。ん? 北側に物干し場が傾いている。なにか土台部分に異変が起きたのではないか。客人の来た翌々日、瓦の割れと物干し場の傾斜に気づいて、遅まきながら家の内外を見回した。

家の北側1階、店(米屋)と文庫(地域図書館)のコンクリートのたたきに微妙な段差ができている。カバーをはぐと東西に亀裂が入っていた。反対側、南の縁側の下のコンクリートたたきは南北に亀裂が入っている=写真。これはむき出しだから前から承知していた。

物干し場が北に傾斜していること、その下にあるトイレのドアがきちんと閉まらなくなったこと、西側と店の前の犬走りに亀裂が入っていることなどからして、わが家は3・11以後、かすかではあるがミリ単位で西と北にかしいだのではないか。震災から半年以上たって、ようやくそんな事態に思いが至った。

考えていた以上に家はダメージを受けたようだ。カミサンは、罹災証明をもらわなくてはと、眉間にしわを寄せている。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

被災申請をして判定を受けてください。
その状況なら半壊の判定、災害復興支援金での補修工事費用の援助がMAX50万円、それと災害義捐金なとも申請するべきですよ。
災害申請は文化センター、証明が下りるまで1カ月はかかると思います。その判定後保健福祉センターへ義損金の申請となります。