2011年11月12日土曜日

紅葉ウオーキングフェスタ


このところ、夏井川渓谷の無量庵へ出かける回数が減っている。週末ごとに通っていたのが、10日に一度、半月に一度といった具合に間遠くなってきた。街中でのイベントに顔を出したり、かかわったりするようになったのが大きい。

あした(11月13日)、小川町商工会主催による「夏井川渓谷紅葉ウオーキングフェスタ」が無量庵の隣、錦展望台を集合場所にして開かれる。一昨年、去年と集落(牛小川)の人と一緒に案内人を務めたが、今年は会津・東山温泉で開かれるミニ同級会と日程が重なったため、辞退した。

三春ネギに追肥をしないといけない。生ごみも埋めないといけない。急に思いたって、きのう、それこそ20日ぶりに無量庵へ出かけた。

ときどき小雨がぱらつく曇天下、溪谷はツツジを中心に赤く染まり、葉もかなり落ちていた。それで、急斜面の林床がちらほら見えるほど紅葉の色があせた。行楽客お目当てのカエデは一部色づき始めた程度だから、こちらはまだ当分楽しめるだろう。

錦展望台の所有者は一角にコンテナハウス店舗を持っている。春のアカヤシオと秋の紅葉時に店を開く。

今年の春は、店は閉めたままだった。4月にアカヤシオの花が満開になっても、原発事故の影響で足を運ぶ行楽客はいなかった。そして、紅葉の秋。11月に入ってから店を開けるようになった。「(行楽客は)少ないですよ、『いわき』か『福島』ナンバーばかりで」

そこへ、「品川」ナンバーの大型観光バスが2台来て止まった。大手重機メーカーのOB会一行らしかった。錦展望台に、瞬間ではあってもにぎわいが戻った=写真。せめてこの秋は行楽客でにぎわってほしい。

錦展望台から下流、磐越東線江田駅前にテント張りの飲食店がオープンした。地元の人たちも土日は露地売りをするのだろうか。野生キノコは、ほんとうは貴重な地場産品になるのだが、売るわけにはいくまい。

なにはともあれ「紅葉の夏井川渓谷へいらっしゃい」である。人がいっぱいいてこそカエデも喜んで赤く染まる。

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