2011年12月12日月曜日

早朝ラッシュ


旧国道から国道6号を横断して夏井川の堤防に出る。およそ40分の散歩コースだ。行きは常磐バイパス終点部交差点の横断歩道を渡り、帰りはわが家近くの歩道橋で6号をまたぐ。春から夏、秋、冬へと季節が巡るごとに、この国道の早朝の情景が変わってきた。

東電の福島第一原発は国道6号下り線の先、いわき市の北隣の双葉郡にある。原発事故の収束、大地震・大津波による災害支援、行方不明者捜索などのために、春から夏にかけては自衛隊の車両がひんぱんに行き来した。原発へ向かう大型バスも、何台も通った。

やがて自衛隊の車両が消え、大型バスが相変わらず行き来していると思っていたのが、秋が更けるにつれて変わってきた。この時間帯、バスの数が減ってマイカーが増えたのだ=写真

原発事故の収束作業に向かう車とは限らない。が、おおかたはそちらへ向かっているのではないか。そうでもないと、なぜ早朝、マイカーでラッシュ状態になるのかが説明できない。上り線の車も多い。なかには「災害支援車両」のステッカーをかかげたマイクロバスが交じる。作業員を送り届けた帰りだろう。

バスが減ったのにはわけがありそうだ。飲み屋街の田町に店を出している知人が「やっと田町は平穏になってきた」という。巷間言われるように、市街地にあった作業員の宿舎がより北へ移動したためではないか。「北のトリデ」へ行き来する車から、そんなことが類推される。

それはそれとして、作業員のみなさん、頼みますよ――祈りながら、きょうも横断歩道を渡る。

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