2012年1月2日月曜日

マユールが移転オープン


インド料理の店「マユール」が、きょう(1月2日)、いわき市平下神谷字御城23地内の坂本商会隣に移転オープンする=写真。営業時間は午前11時から午後9時までで、ランチタイムのあとティータイムに入り、夕方5時からディナータイムに変わる。

前は四倉の新舞子海岸にあった。「海の見えるレストラン」で、日本人向けに味付けをしたカレーが人気だった。3月11日、大津波の直撃を受けた。さいわい人的被害はなかった。外観は変わらないが「全壊」の判定を受けた。それから10カ月弱。以前のようにインド人シェフを雇う余裕はない、夫婦2人だけの再出発となった。

下神谷というより「草野地区」といった方がいわき市民には通りがいい。草野小中の近く、歩道橋のある国道6号交差点から海側へ一本入った通りの交差点角にある。前の店からは車で10分ほど内陸に入った住宅地だ。

「マユール」は、米屋をしているカミサンにはお得意様のひとり。米の注文があると運転手役を命ぜられる。よく新舞子海岸へ通ったものだ。そのまま昼食にカレーを食べることもあった。その店が距離的にだいぶ近くなった場所で再開する。大みそかに米の注文を受けて、夫婦で準備中の店を訪ねた。

通りに面した細長い造りで、ほぼ真ん中にあるドアを開けると、右側に4人用のテーブルが2卓、2人用が2卓の計4卓ある。左側は厨房だ。四倉店の厨房は、海からは一番奥にあった。それがさいわいして主な調理器具は無事だった。旧小名浜店のインテリアなども含めてそれらを再利用したという。

窓ガラスから午後の陽光が差し込んでいた。インテリアのせいもあるが、どこかインドあたりの平原をのんびりと走る、蒸気機関車(厨房)と食堂車の2両連結列車のような空間ではないかと思った。夫婦でやるにはちょうどいいスペースということだろう。原発震災に負けない・へこたれない・あきらめない――。その一例として紹介した。出発進行!

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

マユールの開店おめでとうございます。待っていました。美味しいカレーと丁寧に作ったナンが又食べられるのですね。うれしいです。地元の身近な情報をいつもありがとうございます。若葉台 クチナシの花