2012年5月7日月曜日

雷雨


きのう(5月6日)、四倉の食堂で遅い昼食をとって店を出たら、ポツリ、ポツリと落ちてきた。車を動かすと、たちまち雨が道路をぬらす。車をたたく。バケツをひっくり返したような感じ? いやいや、風呂の底が抜けたような感じ。あっという間にあたりは暗くなり、車のライトがともる=写真。雷が鳴る。鉛色の空が光り、稲妻が落ちる。

カミサンが思い出したようにつぶやく。「毛布を2階に干しっぱなしにしてきた」「窓も開けてきた?」「うん」。午前中は、まあまあ天気がよかった。大気の状態が非常に不安定で、東北・北海道は雷を伴う激しい雨になる――新聞を読んだが、気象情報までよく確かめなかった。早く家へと気はあせるが、雨がすだれになってスピードを上げられない。

帰宅して2階に駆け上がる。カミサンが毛布を取り込む。私は窓を閉める。毛布はぽたぽたしずくが垂れていた。重い。朝、隣のコインランドリーで毛布を洗濯したのだという。毛布は大物だから、家の洗濯機ではちょっと無理。洗ったあとは天日乾燥で――が裏目に出た。

コインランドリーは3・11以来、にぎわっている。外に干すと放射性物質が付着するのではないか。ならば、洗濯も乾燥もランドリーで、洗濯はわが家でしても乾燥はランドリーで――そういう家が一時、増えたのはまちがいない。

今はさすがに家やアパートの軒下に洗濯物が並ぶ。そんな連休最後の、突然の雷雨だ。アパートのベランダに干したままの敷布があった。朝のうちに家事をすませて外出したのだろう。

夜のニュースで、つくば市など北関東ではかなり竜巻被害があったのを知る。空からの映像に息をのんだ。雷雨、竜巻――気象が狂暴化していることをあらためて実感した。

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