2012年5月17日木曜日

写真家


日曜日(5月13日)の夕方、イトーヨーカドー平店2階にある被災者のための交流スペース「ぶらっと」へ行った。そこへ写真家だというデルフィーヌさんと案内役の若い女性2人がやって来た。雑談=写真=のあと、「ぶらっと」スタッフ・ボランティアと写真に納まるなどした。

デルフィーヌさんはフランス人。日本人と結婚してイギリスに住んでいる。案内役の2人と、わがカミサンも加わって、英語でああだ、こうだとやっていた。こちらはチンプンカンプン。要は取材をしたい、そのヒントがほしい、ということらしかった。

「ぶらっと」は<シャプラニール=市民による海外協力の会>が運営している。現地採用のスタッフが3人。すべて女性だ。

その一人、Rさんは双葉町の臨時職員だった。22歳。彼女の「原発避難」体験が同じ20代のデルフィーヌさんのアンテナにひっかかったらしい。ぜひ自宅(アパート)の前で写真を撮りたい、となった。RさんがOKした。そういう組み合わせの写真をシリーズで撮りつづけているのかもしれない。

Rさんの「そのとき」と「それ以後」、そして「今」を、私は初めて知った。その日は同じ双葉町の親戚の家へ。そして翌日、白い防護服を着た人に「逃げろ」と言われた。で、母親と川俣町へ、栃木へ、東京へ――。今は一人、同じ浜通りのいわきに「戻って」きた。

明るくふるまう心の底に、私らいわき市民には想像もつかないなにかを抱えている。それは「ぶらっと」に来る人すべてにいえることだ。外見はあっけらかん――でも、心をのぞいたら……。あらためて津波に被災した人、原発避難を余儀なくされた人たちの苦悩を思う。

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